同じ100坪の床面積の建物でも、
柱の本数は
1階建て 18本(重量は 1.9トン)
10階建て 40本 (重量は12.7トン) → 1階建ての6.6倍
梁 の本数は
1階建て 27本(重量は11.7トン)
10階建て 40本 (重量は25.6トン) → 1階建ての2.1倍
鉄骨の総重量は
1階建て 13.6トン
10階建て 38.4トン → 1階建ての2.8倍
同じ100坪の床面積の建物でも、1階建てと10階建てではこれだけ使用する材料の量が違うのです。
従って、同じ坪単価(80万円/坪など)で、建物の価格を算出すること自体、とても危険なことなのです。
もちろん鉄筋コンクリート造の建物でも、鉄筋の量、コンクリートの量は、1階建てと10階建てでは数倍の差が発生します。
また、鉄筋コンクリート造の場合は、ワンフロアーずつ、コンクリートを打設して、日にちをあけて上の階のコンクリート工事に進むため、1階建てではすべての工事、コンクリートの打設作業も1回ですが、10階建ての場合は、同じことを10回繰り返しますので、手間も10回分となります。
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